楽器紹介

和楽器にも色々ありますが、邦楽部では筝・尺八・三絃の3種類を使っています。

筝・十七絃 >>

めての人でも、すぐに楽しく演奏できる❤ キラキラした音が魅力的。女子だけでなく男子もいます。

koto

さは180㎝くらい、絃の数は13本。箏は、音感がなくてもチューナーでしっかり調絃してから演奏するので、安心してできますよ！

くとき使うのは、ほぼ右手のみ。初心者さんでも集中しやすいので、上達は早いです！

柱（ことじ）、柱（じ）。これを絃の途中に立てて、音を作ります。楽器自体の音の幅は、大体3～4オクターブ。絃の数が13本なので、13+αの音が作れます。この音数の制限が、洋の楽器にはない不思議な面白いところだったりします。

は、右手の親指、人差し指、中指の３本。白い部分が爪、黒い部分は指にはめる輪です。
写真は生田流のものなので、爪が四角ですが、山田流だと細長い感じの丸い爪になります。

くときは、下の写真のように、爪の角を使います。

なみに、爪のはめ方をよく間違えられるのですが、実際の指の生爪とは逆、指の腹側に箏の爪が来ます！

知識：
「こと」は「琴」ではないのですｗ

”「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱（じ）と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く弦を押さえる場所で音程を決める。”（出典:Wikipedia）

ということで、この13絃の楽器は、＝「箏」なんですね。

音のベースやリズムを担当する、その名も十七本の絃を持つ、十七絃。曲の盛り上げ役として欠かせない、見せ場の多い楽器です！

17gen

さは210㎝くらい、絃の数は17本。ボンボンという低音が特徴です。お箏と同じですが、大きいので特に男子に人気があります！重低音がかっこいいんですよ。もちろん女子だって、かっこよく弾けちゃいます！

が太いので、爪も厚みのある専用のものを使います。柱（じ）の大きさにもご注目、箏より断然大きいんですよ。
側面の金属のピンは、17絃独特の構造です。箏と違って、糸を巻いてあるので、自分で締めたりゆるめたりして、音程の調節ができます。

くにはちょっと力が要ります！でも大きな響く低音で、ガンガン弾くのが楽しいです！伴奏を担当することも多いですが、メインでメロディーやソロをすることも。

なみに、考案は、箏曲家の宮城道雄、他にも八十絃など様々な形のお箏を生み出しました。現代に残っているのは17絃だけのようです。

リッとした音で場を締める、三絃（三味線）。渋いと思われがちですが、実はとっても華やかな楽器です。
sangen

の数は３本。撥（ばち）で弾きます。絃は太い方から「一の絃」「二の絃」「三の絃」と呼んでいます。
写真では、左から一，二，三の順。
「撥（ばち）」（上の写真の末広がりの形のものがそれ）は、プラスチック製からべっ甲製や象牙製といったものもあります。材質で音が変わるので、曲によって使い分けます。

本に入っている、黒い長細いのが、「駒（こま）」。糸の響きを皮に伝える役割をしています。
材質や、幅や高さの違うものが色々あり、それらの選び方、また入れる位置で音が変わったりもするので、小さいですがとても重要なパーツです。
他の楽器と比べて、この駒の種類が多様化しているのも三味線の特徴ですね。

譜は色々な表記のものがありますが、「地歌（じうた）譜」という縦書きタイプを主に使っています。箏の楽譜と同じ形式です。
これは、五線譜が読めなくても大丈夫！
拍はマスを見れば分かるので、とてもとりやすいです☆

味線と言えば、”津軽三味線”が有名ですが、邦楽部で使っている「地歌三味線」は、箏や尺八との合奏に特化したもので、「三絃（さんげん）」とも呼びます。
違いは棹の太さなどで、見た目ではあまりわからないことが多いのですが、音は、津軽＝勇ましく、地歌＝凛々しいという印象です。

楽器と違い、唯一、「伸ばす」という音が作れる尺八。柔らかな音で自由奔放に、風のように吹き渡ります☆

八は、いくつかの種類があります。写真上から、六寸管・八寸管・二尺四寸管です。洋楽器と一緒で、大きな（長い）ものほど低音が出せたりします。曲によっては、途中で持ち替えたりすることも。
大きさが違っても、吹き方は変わりません☆たいていは上のふたつのどちらかを使います。

八ってむずかしい？そんなことはありません♪
リコーダーの球根っぽいところを切り離したようなつくりなので、リコーダーが吹けた人なら、2～３日で音が出るようになり！一週間ほどで簡単な曲が吹けるように♪
管楽器（フルートなどエアリード楽器）経験のある方だと、初日に童謡も吹けるようになっちゃいます☆

も、リコーダーより孔（あな）が少ないんですよ。それに、尺八専用の運指譜を使うので、五線譜が読めなくてもOK☆
どうです、読んだだけで吹けそうな気がしてきませんか？